● HDTV覚書「表現とは<何を見せないか>ということだ。4K/8Kから新『捻じ曲げ族』が生れるだろうか?」(前川英樹)
4K,8Kの話題を聞くにつけ、ハイビジョン登場の頃のことを記録しておかなければいけないと思っている。当時地上波アナログテレビしか伝送路をもっていなかった民放テレビ局が、何故ハイビジョンに取り組んだのかという話はもうほとんど忘れられているだろう。自分で保管してきた資料も、ぼくが捨ててしまったらもう世の中から消えてしまうに違いない。そう思いつつ「ヨシ、書こう」という気にならないまま日が過ぎでしまった。
そう思っているところで、ハイビジョンが縁で長い交流が続いているUSC(南カリフォルニア大学)のCinematicarts学部(FILM・TV・INTERACTIVE)エリザベス・デイリー学部長が来日されたので、久々に会うことになった。因みに、USCのCinematicarts学部はもともと映画・テレビ学部であって、スピルバーグなどの多数の映画人を輩出し、キャンパスにはスピルバーグの寄付による記念館などがある。
デイリーさん夫妻を囲む会食は楽しかった。こちらは、元NHKの武田光弘さんとTBS関係者の安藤紘平、和田のり子、田上節朗、前川。
いろんなことを思い出した。まとまった記録ではないが、「ハイビジョン論とHDTVヒストリー」はいずれ書くとして、表現と技術に関するいくつかのことをメモしておこう。
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[1990年 エレクトロニック・シネマ・フェスティバル(ハイビジョンの国際コンクール)でTBSの「陰翳礼讃」がグランプリを獲得した。]
アストロラビゥム賞=グランプリ
(アストロラビゥム:古代の航海に使われた天球儀)
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