あやぶろ/OLD

テレビの中の人による唯一のテレビ論、メディア論ブログ

© あやぶろ/OLD All rights reserved.

20135/21

● せんぱい日記…「憲法」のことなどを色々考えた。国家をどれほど客体として考えられるか、それが問題だ。(前川英樹)

5/1(水)
午後、「放送人の会」事務局。総会打合せ
4/1に社団法人の登記申請が正式受理されたので、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づき、今度の総会は第1回社員総会ということになる。社員という言葉は馴染まないという意見は多い。定款上は、「正会員をもって社員とする」としているので、「会員」という用語は有効なのだが、法的根拠を明示する会議や文書では社員としなければならない。こういうことは、要所で生ずるだろう。それが規定というものなのだから。

 

5/2(木)
昼過ぎ、ゴルフ練習場。
明日から、娘たちの夫二人と軽井沢でゴルフ。毎年恒例になっているが、スキーシーズンから1ヶ月後なので、ゴルフを忘れている。思い出すための打ちっ放し。
スキーはおよそ8ヶ月滑らなくても、シーズン・inの時サンダルかスニーカーを履いて出かけるみたいにスッと滑り出すのに、ゴルフは4ヶ月で忘れる。何で?と思うのだが、そうなのだからしょうがない。付き合いの長さかというよりはまり方の深さの違いだろうか・・・。

 

TBS「調査情報」の憲法特集に、30年前に制作したドラマ「娘たちの復讐―日本国憲法殺人事件―」のことを書いた。そのことをFBにアップした。
書きながらいろんなことを思い出したり考えたり・・・。

img143

例えば、脚本の佐々木守さんは、「憲法って言うと9条ってみんな言うけどサ、オレはそうじゃないと思うんだ。この24条が戦後憲法の一番大事なとこなんだ。」そう言っていた・・・9条より24条ということは、戦後民主主義とは、国家より<私>が優先するべきだということであり、それは佐々木守と吉本隆明の戦後思想は通底するということでもある・・・ということを書いた。
こういうことだ。「9条より24条」ということは、9条はどうでもいいということでは全くなくて、24条で意味されている個の権利の尊重、つまり「国家より<私>が優先するべき」ということの確認こそが9条問題の根底にあるということなのだ。

img142

(次のページへ続く)

 

ページ:

1

2 3 4
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

20146/18

そこに、パースペクティブ=展望はあるか?2014年の論点⑤

停滞する民主主義が進化する途 ワールドカップの中継番組の瞬間最大視聴率が50.8%だったそうです。このニュースを見…

20146/18

そこに、パースペクティブ=展望はあるか?2014年の論点④

ストレンジなリアリティー:ガンダムUC ep7を見て考えたこと 『機動戦士ガンダム』は30年以上前に、フォーマット…

20146/17

情報“系”の中のテレビジョン

6月は、いろんなことがある。 会社社会では6月は大半の会社の株主総会の季節だから、4月の年度初め、12月の年末とともに一つの区切りの季節だ…

20146/16

テレビというコミュニティ。あやブロというコミュニティ。

あやとりブログに文章を書くようになってかれこれ二年以上経ちました。2011年に出した『テレビは生き残れるのか』を読んでくださった氏家編集長か…

20146/13

ワンセグ全番組タイムシフト視聴は視聴率を下げるのか検証してみた〜ガラポンTV視聴ログより

リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…

ページ上部へ戻る