● せんぱい日記…「憲法」のことなどを色々考えた。国家をどれほど客体として考えられるか、それが問題だ。(前川英樹)
5/1(水)
午後、「放送人の会」事務局。総会打合せ
4/1に社団法人の登記申請が正式受理されたので、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づき、今度の総会は第1回社員総会ということになる。社員という言葉は馴染まないという意見は多い。定款上は、「正会員をもって社員とする」としているので、「会員」という用語は有効なのだが、法的根拠を明示する会議や文書では社員としなければならない。こういうことは、要所で生ずるだろう。それが規定というものなのだから。
5/2(木)
昼過ぎ、ゴルフ練習場。
明日から、娘たちの夫二人と軽井沢でゴルフ。毎年恒例になっているが、スキーシーズンから1ヶ月後なので、ゴルフを忘れている。思い出すための打ちっ放し。
スキーはおよそ8ヶ月滑らなくても、シーズン・inの時サンダルかスニーカーを履いて出かけるみたいにスッと滑り出すのに、ゴルフは4ヶ月で忘れる。何で?と思うのだが、そうなのだからしょうがない。付き合いの長さかというよりはまり方の深さの違いだろうか・・・。
TBS「調査情報」の憲法特集に、30年前に制作したドラマ「娘たちの復讐―日本国憲法殺人事件―」のことを書いた。そのことをFBにアップした。
書きながらいろんなことを思い出したり考えたり・・・。
例えば、脚本の佐々木守さんは、「憲法って言うと9条ってみんな言うけどサ、オレはそうじゃないと思うんだ。この24条が戦後憲法の一番大事なとこなんだ。」そう言っていた・・・9条より24条ということは、戦後民主主義とは、国家より<私>が優先するべきだということであり、それは佐々木守と吉本隆明の戦後思想は通底するということでもある・・・ということを書いた。
こういうことだ。「9条より24条」ということは、9条はどうでもいいということでは全くなくて、24条で意味されている個の権利の尊重、つまり「国家より<私>が優先するべき」ということの確認こそが9条問題の根底にあるということなのだ。
(次のページへ続く)
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リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…
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