【せんぱい日記】ドキュメンタリードラマの難しさ、など。(前川英樹)
8/23(金)
朝、曇っていて涼しい。これは良いと思っていたら、ポツポツ降りだした。内山さんの車でゴルフ場につく頃には本降り。雷光雷鳴激し。様子見をしていると雷雨ますます激しく、屋根からは滝のようなしぶきをあげて雨水が流れ落ちる。写真を撮るのも忘れて呆然と眺めるのみ。もちろんプレーは中止。秋の再戦を約して解散。
8/24(土)
『サワコの朝』(TBS)、ゲストは瀬戸内寂聴。
「このままでは、日本はなくなってしまう…」「東はアメリカの州になり、西は中国の省になる・・・」
この大胆過激率直さが魅力。
歩く。いつもこの時間に開いている豆腐屋が閉っている。老夫婦で経営していたのだが、店をたたんでしまったのだろうか。ということをFBに書いたら、TBS同期の友人との間で話題が赤坂の豆腐屋の話になり、 外食券食堂や三業地(料亭・待合・芸者置屋)の話題になってしまった。こういう会話がFBの効用か?
8/26(月)
なんとなくテレビのチャンネルを回していたら「逃亡地帯」が始まったところだったので、ついつい見入ってしまった。監督は「俺たちに明日はない」のアーサー・ペン。マーロン・ブランド、ジェーン・フォンダ、ロバート・レッドフォード、など。なかなかしっかりした手応えのある映画だった。それにしても邦題が良くない。
8/27(火)
新百合ヶ丘のシネコンで「風立ちぬ」を観る。
メロドラマとしてなかなか泣かせる。良くできている。
と、同時にいくつか思うこともあり、何か書いてみようという気になった。
美の追求と政治のこと、抒情というものの厄介さのこと、など。
8/28(水)
「放送人の会」。パンフレット印刷が上がって来た。
まあまあの出来かな…ちょっとした校正漏れなどあるが、増刷の時修正することにする。
8/29(木)
「風立ちぬ」のためのノート。
「風立ちぬ」堀辰雄、「零戦 その誕生と栄光の記録」堀越二郎、「日本文学史序説・下」(加藤周一)、「坂井三郎空戦記録」、「肖像の中の権力」柏木二郎、「戦争のグラフィズム “FRONT”を創った人々」多川精一、「複製時代の芸術作品」ヴァルター・ベンヤミン、などから抜き書き。
8/31(土)
河尻君がプランナーの「カンヌライオンズ 2013ブックロジェクト」に参加。
会場点検中の河尻君
面白かった。代官山というエリアも代官山・蔦屋のコンセプトも。
そのことは、「あやとりブログ」に書こう。
前の日記で「8月は好きではないと」書いたが、今年の8月の仕上げは悪くなかった。
だか、フクシマは最悪だ。
そして、もっと悪くなるだろう。
前川英樹(マエカワ ヒデキ)プロフィール
1964 年TBS入社。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳のある日突然メ ディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジとい うポストアナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。誰もやってないことが色々出来て面白かった。その後、TBSメディア総研社長。2010 年6月”仕事”終了。でも、ソーシャル・ネットワーク時代のテレビ論への関心は持続している・・・つもり。で、「あやブロ」をとりあえずその<場>にして いる。「あやブロ」での通称?は“せんぱい”。プロフィール写真は40歳頃(30年程前だ)、ドラマのロケ現場。一番の趣味はスキー。ホームゲレンデは戸 隠。
コメント
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リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…
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