●せんぱい日記【番外編】大阪水上バスで思った「日本アパッチ族」の凄さ、面白さ(前川英樹)
ふと、こんな歌を思い出した。
「梅田ちょいと出りゃ天満橋 二人そろって中之島 ・・・」
なんでこんな歌を知っているかといえば、小松左京の傑作「日本アパッチ族」(1964年 光文社)に登場するからだ。物語では、大阪城に近接する元砲兵工廠が爆撃によって廃墟と化したその土地で、生き延びるために鉄を食う人間?として出現したアパッチと呼ばれる集団が、大阪市中にそして後に全国に広がる第一歩としてこの土地から出ようとするときに景気づけの歌として歌われる、軍歌のような革命歌のようなものなのだが、それがこの“梅田ちょいと出りゃ・・・”というところに小松左京の、あるいは大阪人の可笑しさがある。(アパッチとは、そもそもその地域で屑鉄を広い売り歩くことで戦後を生き抜いた人々を称していたという。)
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