あやぶろ／ＯＬＤ

3/1(金)
i-Pad miniのWI=FI Walker 利用についてａｕと契約。
自宅のPC,CATV,電話がJCOMのセット契約になっているので、auの方が都合が良さそうに思えたのだが、ぼくの携帯はdocomoだ。さて、どうなのだろう。

午後、「放送人の会」で“放送人グランプリ”に向けて番組批評大座談会。それにしても、みなさん良くテレビをみているなぁ・・・と感心している場合ではない・・・か。
＜３．１１＞、特にフクシマ関係の番組の評価が高いのは当然だろうが、敢えて「失われた言葉を探して　辺見庸～ある死刑囚との対談」(NHK 4/15)について発言する。
確定死刑囚である大道寺将司の句集「棺一基」の衝撃は忘れ難い。
“棺一基四顧茫々と霞みけり”
映像化しないほうが表現として純化するであろう対象をよくぞテレビドキュメンタリーにしたと思う。

3/2(月)
FBの稲井君ポストで、茨城県の新治駅の写真がアップされていた。

以下のようにコメントした。
「新治（にいはり）という名前には、忘れがたい思いがある。
高校で三年間同級の新治君の一族は、こっち方面の出身のはずだ。
その頃ボクの高校、都立小石川高校はクラス替えがなかった。だから、今でもクラスには強い求心力がある。中高一貫校になった今はどうなのだろうか。
新治君は、東大から初めてプロ野球（大洋ホエールズ）選手になった。高校時代運動会ではヒーローだったし、東大に進学したし、文武両道とはこういうことかと思わせた。早逝したのがまことに惜しまれる。東大野球部歴代２位の勝ち星を挙げた。一位は土佐高校出身で17勝の岡村氏のはずだ。
新治という名前にFBで出会うとは思わなかったが、まだ行ったことのない場所なのに、思わず懐かしさを覚えた。」

3/3(日)
雛祭り。
毎年この季節がくると、双子の娘たちにお雛様を買ってやれば良かった、と思う。
あの子たちが生まれたころは、生活に余裕がなかったのは確かだが、それにしてもそのくらい何とかなったはずだったのに・・・。

3/4(月)
戸隠行き。
今回も村上ホープさんと掛川さん。

3/5(火)
晴れ。
どことなく霞んで春だ・・・。

3/6(水)
今日も好天、ホープさん快調。
今シーズン初めてホープさんが飛ばしている。
「ヨシ、来年も滑れるな」と一人で呟いている。
ホープさんにはいろいろ教わった。
「膝を割れ！　競技スキーで滑ってる選手で膝をくっつけてるのなんて一人もいないぜ」
「片足に乗って、次の足はどこにでも出せるようにしておけ。シェーレ（Schere/鋏状）に開くこと」
「外足の外エッジを使え」「しっかりと雪面をつかまえる」
「緩斜面ほど難しい」
などなど。

こういうことをホープさんに教えたのはカトウさんで、カトウさんはぼくにはこう言っていた。
・踏まず（土踏まずのこと）に乗りましょう。
・腰のブロックは大事です。
・行きたい方を向くと、そっちに行くようになります。
・靴は上から二つ目のバックルさえしっかりしていれば、あとは締めすぎないように。
・学校なんて入らなくて良いですよ、ホープさんの後ろを滑っていればいいんです。

村上春樹「海辺のカフカ」読了。
面白かった。

3/7(木)
ゲレンデはさらに春の気配
掛川さんは今回で終了と言う。「ヒマラヤの詩」のカレーで仕上げ。

そこに「調査情報」の市川君から電話で、原稿依頼。テレビドラマと憲法、というのはかつて３０年前に「日本国憲法殺人事件」というサブタイトル（タイトルにしたかった！）のドラマを作ったからだった。
原作山田風太郎、脚本佐々木守。

戸隠からの帰りに、長野市内でＳＢＣ（信越放送）ＯＢの内山さんに会う。
去年まで地元のＣＡＴＶ局の社長だったが、事情よりご親族が経営していた油屋さんを継いだという。油屋なる商売がどんなものだか想像できなかったので、店にお邪魔して話を聞いてみた。卸のご商売だというが、店頭に小売の商品もある。ゴマ油の調味料で、唐辛子で有名な八幡屋磯五郎商店が商品化したものなど。
もともとの店は、江戸時代善光寺門前の商家で移築保存されているという。
因みに、「油を売る」とは、女郎に鬢付け油を売りに行った油屋が、女を相手に長話をしていることを言ったらしい。

東京は20℃だった。

3/8(金)
セキスイ・リフォームとエアコン工事の契約。
先日の新治君についてのコメントの続きで、ぼくの身体能力についてFBに投稿。
高校時代のサッカー部の写真など。

「小石川サッカー部８０年史」で後輩の井垣君が書いている「全日本のユース候補と取りざたされた前川さん・・・」について補足しておこう。
当時のユース候補の選抜は全国レベルの大会出場選手の他に各地区の高校が推薦するリストに名前が載った選手が候補とされていた。その高校推薦リストにぼくの名前が挙がっていたということで、そのままユース候補になったわけではない。
後日、東大の御殿下グラウンドでユースチームが練習しているというので見に行ったことがある。横山、片伯部（カタカベ・・・字が違っているかもしれない）という二人のＧＫの練習を見て驚嘆した。モノが違うとはこういうことを言うのだと呆れた。翌年、二人とも関東大学リーグ一部の立教と中央で一年からレギュラーになっていた。横山は後年ジャパンの監督になっている。誰の話か忘れたが、彼はＧＫとしての反応を鍛えるため、動物園に行って豹（でもなんでもいいのだろうが）と睨めっこしていると聞いた。俺は豹と睨めっこはヤダナと思ったことを覚えている。大学でサッカーを続けなかった一つの理由だった。
もう一つ理由がある。高校でエース級だった２年先輩が浪人して早稲田に入り、東伏見のグラウンドに行って「入部したい」と申し出た。ボール蹴って見ろと言われ、５分ほど経ったところで「ハイ、４軍」と言われた。何故かその場にぼくもいて、「エッ、４軍」と思ったのだった。
もちろん、大学ではスポーツではないことをやってみたいと思う気持ちが強かった。

3/10(日)
明日＜３．１１＞。
ＴＢＳ　サンデー・モーニングは、気仙沼など被災地の数個所を生で移動中継。各地間の時間距離が感じられて良い企画だった。

ＮＨＫのフクシマ原発のメルトダウンのドキュメントを見る。力の入った番組だ。

3/11(月)
赤坂で市川君と「調査情報」原稿について打合せ。
その後一献。

＜３．１１＞
今日で、２年経った。
だが、私たちは未だ＜３．１１＞の中にいる。

3/12(火)
TBSラジオ「森本タケロー　スタンバイ」の火曜日のゲスト荒川洋治さんが本日で終了と言う。
この人の話は好きだったな。

荒川洋治「詩とことば」　Ⅲ　詩を生きる　（岩波現代文庫）

この１９７０年頃の評論についての荒川さんの文章は、全くその通りだと思う。そのように、ぼくは生きていた。ここに名前の挙がった人たちで、縁がなかったのは、井上良雄、丸山照雄、宗谷真爾だけだった。田川建三のキリスト教学なんて、どうして読んだのだろう。よくぞ読んだものだ。

3/14(木)
午前、TBS診療所内科。午後、吉祥寺で整体マッサージ。
夜、「お寿司屋さん」というお寿司屋さん。

3/15(金)
なんとなく、疲れている。
スキーシーズンの終わりになって、疲れが蓄積しているみたいだ。
火曜日のデータセンター（水戸）見学止めようかな。

前川英樹(マエカワ　ヒデキ)プロフィール
1964 年TBS入社　。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳の ある日突然メ ディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジとい うポストアナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。誰もやってないことが色々出来て面白かった。その後、TBSメディア総研社長。2010 年6月”仕事”終了。でも、ソーシャル・ネットワーク時代のテレビ論への関心は持続している・・・つもり。で、「あやブロ」をとりあえずその＜場＞にして いる。「あやブロ」での通称？は“せんぱい”。プロフィール写真は４０歳頃（30年程前だ）、ドラマのロケ現場。一番の趣味はスキー。ホームゲレンデは戸 隠。