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20142/10

【せんぱい日記】映画“ハンナ・アーレント”のこと、など

 

1/21(火)
快晴微風。
いつもより30分早めに出て午前中一人で全力滑走。
スッキリした。

 

前川3

 

宿への帰路、昼前の林間コースは静かだ。陽も高く気持ちが好い。
夕方帰宅。

 

1/22(水)
午後、事務局。

 

1/23(木)
昼、メディア総研立ち寄り。
午後、ユニオンで「日韓中」拡大会議。

 

1/24(金)
朝、トコヤに行ったら混雑、といっても三人だったけど、僕と同世代の主が一人で仕事をしているので時間がかかる。午後、出直し。
「日韓中」企画書最終稿仕上げ。

 

1/25(土)
駐車場塗装工事契約。セキスイ・リフォーム。
青山「スキーショップ ジロー」立ち寄り。三本指グローブ(ミトン)購入。
「放送人の会」理事会。
「日韓中」、新会員、その他事案。
終わって「寅福」。今野、河野、伊藤、工藤、鈴木、石橋、小池、西川、前川。

 

1/26(日)
一日在室。
放送人の会「会報」着。二三の会員が「秘密保護法」に会の有志として反対の意思表示をするべしと書いている。趣旨は賛成だが、というか、そういう会員がいてどこかほっとするところがある確かだ。しかし、そうであれば昨日の理事会で発言して欲しかった。表で提起しなければ独り言と同じだ。また、総務省からの支援を期待することを考えると無理だとも書いてある。それで支援を受けられないのなら、こちらから支援など返上すればいい。
問題はそういうことではない。「秘密保護法」への意思表示はどう考えても政治的なるものと無縁ではありえない。先回りしていってしまえば、政治的とは党派的とは全く異なる。「日韓中」無錫大会レポートで書いたが、文化とは政治と無縁ではありえないが、しかしそれは政治の風下に立つことではなく、そこからいかに自立するかという運動である。そう考えたときに、放送人の会が「秘密保護法」について意思表示するときに立たされるであろう政治と文化の緊張関係に、「会として耐えられるか」が問題なのだ。有志としてであれ、組織とはそういうものであり、会の力量とはそういうことである。
そのうえで意思表示をしてみるのなら、組織として耐えられないという結果が残ったとしてもそれでよいではないか。自立とはそういうことである。

 

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1/27(月)
近くの郵便局、銀行 など
小津安二郎作品集DVD届く。
前から買うかどうか迷っていた。生誕100周年のいろんな企画が進行していて、完全デジタルりマスター版なども出ているということもあり、アナログバージョンを買ってしまおうという気になった。消費税も上がるしね。
ところで、どこかで書いたかもしれないが、小津は私の母の従兄弟である。そのことを産まれてから40年ほど知らなかった。早く両親がいなくなった後、そのことを誰も話してくれなかった。
TBSの現場にいたころのある日、一枚の葉書がデスクに届いた。「テレビ番組で前川英樹さんというお名前を拝見しました。ひょっとして前川信吉さんと千重子さんのご子息でしょうか。もしそうだとすれば、私は叔母の・・・です。」と書いてある。実母側の親戚とはどんな事情か仔細は知らず、父も子供たちに話しても仕方がないと思ったのだろう、疎遠のまま何年も経っていた。
で、会うことにした。会ってみていろいろ話しているうちに、「映画監督の小津安二郎は私たちの従兄弟なんですよ」という話になってまた吃驚。「小津が”終戦でシンガポールから引き揚げる船で、前川の信吉さんと一緒だった”と言っていた」という。小津安二郎は多くの日記を残しているが、その時期の記録は見つかっていない。
それにしても、そんなことを知っていたら僕はこの世界に入らなかっただろうナ、多分。

 

前川5

 

最下段左の「千重子」が実母。(「小津安二郎全日記」P846田中眞澄編纂・フィルムアート社 1993年)

 

 

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