【せんぱい日記】自分が生きてきた時代の第4コーナーの先はどんなだろう。見て、そして記録しよう(前川英樹)
1/4(土)
戸隠行き。大宮でホープさんと合流。
夜、インストラクターでスキー用具のアドバイスなどしてくれる斉藤君も来たのだが、食事中から元気がない。気分が悪いという。風邪だ。熱も出てきたので寝ると言って部屋に入ってしまった。取りあえず持っていた風邪薬を渡して暫くして見に行ったら、完全にダウン。ともかく眠りなさい、といっておいたが心配。病院の検査師なので医療知識は一般人よりあるはずなのだが・・・。
1/5(日)
朝、凍った窓から白樺林の向こうに朝焼けの戸隠連峰が見える。
綺麗だ。冷えている。
斉藤君の部屋に様子を見に行ったら熱は引いたという。「今日は少し休んでから帰ったら」というと「エエまあ、起きてみます」といって食堂に下りてきた。食事をしているうちに「滑りに出ますよ」という。「大丈夫かい」「大丈夫でしょう」「まあ、体調は本人にしか分からないからなァ」などいう会話をして支度。滑り出してみれば、何と言うこともなく色々アドバイスしてくれる。そのうち彼の知りあいも丁度戸隠にいるということが分かって一緒に滑りに行ってしまった。
ホープさんは80歳。しかも、シーズン初日なので休み休み。一人になって斉藤君のアドバイスを試してみるのだが上手くこなせない。悔しいなぁ・・・。
1/6(月)
朝から雪。
無理して滑ることもないので帰ることにする。
ホープさん「お前さぁ、俺といるから自分で若いと思ってるかもしれないけど、お前だって良い歳なんだぜ」。そう・・・分かってます。
長野駅前の金龍飯店で夕食。
夕方帰宅。
1/7(火)
なんとなく草臥れた。
スキー疲れというより、気疲れみたいだ。
1/8(水)
TBSメディア総研、TBS顧問室、など。
その後、放送人の会事務局。「日韓中テレビ制作者フォーラム」の企画書印刷打ち合わせなど。
夕方雨。
1/9(木)
パソコンの調子悪さがずっと気になっていたので、昨年来同期入社の技術者太田君に相談していた。今日は、i-PadのFace Time を使って実際の現象を見てもらいながらチェック。結果は、早い話がそもそもの基本容量が小さい商品だということだった。買う時に間違えたのだ。このPCは現役の時のように専門スタッフにお任せというわけにいかなくなった3年前に、それでもかなり知識のあるものに聴きながらネット購入し、メーカーのカスタマーセンターに聞きながら自力で立ちあげたのだが、そもそもの基本能力のことまで確認しなかった・・・出来るはずもなかったのだが・・・それが問題だったのだ。買い替えが合理的解決だということになった。
それにしても、Face Timeという機能は便利だ。
I-Pad mini で音声・映像の通信機能を使いながら、ディスプレイ上で現象の確認や基本構造の数値の表示を見せつつ色々アドバイスをしてもらえた。
1/10(金)
TBS元会長の志甫さんからの年賀状の返信に「無錫はどんなところか興味がある」と書いてあったので、「無錫雑景」という写真とコメント、「日韓中テレビ制作者フォーラム・無錫大会」レポートを整理して郵送する準備。
放送人の会・会報用原稿送付。
「自分の生きてきた時代の第四コーナーから先のあり様をしっかり見ること、そして自分なりに記録すること・・・」などと書く。
都知事選は細川元総理が出るらしいというニュースで賑やか。
暮に戸隠「ヒマラヤの詩」に頼んでおいたパウンドケーキが届く。
1/11(土)
洗濯。
干すのが冷たい、凍傷になりそうなくらいの冷たさ。
この寒波は本物だ。
1/12(日)
大学ラグビー決勝。早稲田負ける。良い試合だったけどな。
そのあと、女子バスケット全日本総合。
冬のスポーツたけなわ(酣または闌)。
1/13(月)
大学時代の友人高橋君と新年会の予定だったが、昨日メールで「風邪のため延期」という連絡。
デジタル写真のプリントの店が徒歩15分くらいのところにあるのが分かったので、午前中に散歩しながら行ってみた。なかなかちゃんとした店だった。
戻って、「日韓中」横浜大会のための整理など。メールのやり取りが頻繁で、変換ミス見逃しも増えてしまった。要注意。
1/14(火)
元テレビ新潟会長というより「全国地上デジタル推進協議会」会長、民放連地上デジタル放送特別委員会委員長北川さん、そしてテレビ新潟監査役の南さんと明日歓談の予定だったが、北川さんからメールで体調不調に付延期したいとのメール。
楽しみだったが、楽しみは延期しても楽しみですと返信。二人とも日テレの人。地デジのご縁で長いお付き合いになった。
北川さんは地デジ対応の組織としては総務省でも民放連でも僕の上司に当たる関係で、同じ会社でもこうは上手くいかなかっただろうというほど信頼感があった。この関係が地デジの全てと言って良いと自負している。
南さんは、その北川さんから「部会では前川をサポートせよ」と言われて来たという。キーとローカル、系列間の違い、等などを超えてぶれない発言で協力してくれた。あの頃、「オレが潰れたら地デジは上手くいかない」と思ったこともある。もちろんそんなことはなくて、日本の官僚はきっと何とかやり遂げただろうけどね。
1/15(水)
寒い。冷えている、底冷えという言葉がぴったりくる感じだ。
「放送人の会」事務局。
ブログ不調の件でメンテナンス業務を委託している業者と、そして「日韓中」フォーラムの企画書の件で印刷業者と打合せ。事務局長と来期予算のことも。
昨日のメールのやり取りで南さんと二人で一献ということになったので、赤坂ドイツビールの店アイヒャンプラッツ。懐かしい話を色々。次回は北川さんを交えてということで散会。
俺の仕事と言えるほどのものがあるとすれば、自分にとってそれは地デジだろう。そういう仕事に出会い、北川さん達とスリリングな状況を生きてきたことは確かに僕の財産だ。
前川英樹(マエカワ ヒデキ)プロフィール
1964年TBS入社。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳のある日突然メディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジというポスト アナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。誰もやってないことが色々出来て面白かった。その後、TBSメディア総研社長。2010年6月” 仕事”終了。でも、ソーシャル・ネットワーク時代のテレビ論への関心は持続している・・・つもり。で、「あやブロ」をとりあえずその<場>にしている。 「あやブロ」での通称?は“せんぱい”。プロフィール写真は40歳頃(30年程前だ)、ドラマのロケ現場。一番の趣味はスキー。ホームゲレンデは戸隠。
コメント
ワンセグ全番組タイムシフト視聴は視聴率を下げるのか検証してみた〜ガラポンTV視聴ログより
リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…
この記事へのコメントはありません。