コスモポリタン(志村一隆)
境界をぶっ飛ばす
ロンドンからやってきた甥っ子「よっしー&りんた」が、日がなiPad、iPhone、Xbox、Wiiを操っている。
「MINECRAFT(マインクラフト)」やLineなどなど。英語と日本語両刀。コミュニケーションしてる相手もイタリア、イラク、アフリカ人。ロンドンの学校の友達らしいが、彼らも夏休みで世界中に散らばってる。
兄弟のパパの部下も多国籍。採用面接の過程でなぜかイギリス人より他国の人が残ってしまう。英語を話せれば国籍は問わない。という。
そういえば、ポーランド人の友達はキプロスの男性(シェフ)と結婚して、ロンドンで働いてた。来月からはグラスゴーに移るらしい。
生活のためにじゃんじゃん移動する人たち。国籍と話す言語と、文化とカオスな感じにゾクゾクする。
国境は無くなるの
そういえば、この前「風立ちぬ」について書いたとき、気になった言葉があった。
半藤一利さんと宮崎駿監督が対談したSWITCHで、半藤さんが「もう30年もしたら国境って無くなってるんじゃないかと思ってるんですよ」と言っていた。
国境ってホントに無くなるんだろうか。あの面倒くさい入管手続きは無くなるんか。
パリ経由バルセロナ行きの場合、パリでEU入国のハンコを貰う。バルセロナ空港では、ただスーツケースを取ってホテルに向かうだけ。簡単だ。
ヨーロッパの人にとって、国境はあるが日常的には単なる境目になっている。日常は国家への帰属感よりリアルで現実的だ。
それに言葉が通じれば、人為的な境界はあまり意味がない。
そもそも境界は他者の存在を意識するツールと考えれば、どこに境界を置くかで自分が何者かわかるのではないか。
なにかを語るとき「中国人は〜」と言ってしまう人。そのとき、あなたの境界は国境と同じ場所にある。
しかし、中国に友達が一人でもいれば、自分に内在する境界は国境を飛び越え、人間対人間なものになるだろう。
「韓国人とか日本人とか関係ない。あなたがどういう人かってことでしょ」
先日フジテレビのザ・ノンフィクション「新大久保グラフィティやんちゃ亭主物語」に出てた「梁の家」の梁さんが言っていた。自分も3ヶ月ヨーロッパを放浪したとき、そう思った。ホント、国籍じゃなくて要はどういう人かってこと。
コメント
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