あやぶろ／ＯＬＤ

7/11(木)
「是空会」（久世光彦さん追悼コンペ）。京都疲れで散々。
それにしても、おれも元気だ。

7/12(金)
何もせず、休み。
写真など整理し、「あやとりブログ」などに何を書こうかななどとぼんやり考える。
一番のポイントは、出かける前に、大阪水上バスのアイディアを聞いてちょっと調べたら、大阪城－天満橋－中之島、というコースだと分かった。その時から頭にあったのだが、
「梅田ちょいと出りゃ天満橋　二人そろって中之島・・・」
という歌のことだった。
小松左京「日本アパッチ族」（光文社文庫）に出てくる。
で、今日「日本アパッチ族」のページをぱらぱらとめくってみた。前に読んだときに気になった部分に付箋を貼っておいたのが幸いして、アッ、と思う箇所をいくつか思い出した。
そのことなどを書いてみよう。

大阪水上バス“アクアmini”の案内図と「日本アパッチ族」についている「アパッチ発生地付近地図」を見比べると、大阪城公園の水上バスの乗り場に近いところにアパッチ集落があったことになる。フーム・・・。

以下参照
［せんぱい日記　番外編　大阪水上バスで思った「日本アパッチ族」の凄さ、面白さ］
http://ayablog.com/old/archives/23256

7/13(土)
朝、鎌倉の小学校以来の友人からメール。
同じく友人Ｍの訃報。多発性骨髄炎。
京都の病院で亡くなったという。ぼくが京都を楽しんでいたときに、彼は生の最後の数日をそこで過ごしていたのだった。
今日通夜、明日葬儀だという。
今日は無理だ。
何人かの友人に電話で知らせる。

午後、放送人の会＋東大情報学環主催「ドキュメンタリーワールド　“未来へのアーカイブ”」（東大駒場）

＜３．１１＞という究極の同時性とフクシマという継続せざるを得ないドキュメントについて、「フクシマ後にテレビに何が可能か」という形而上学的問いを問うという、良い企画だった。
「放送人ブログ」Specialにレポートを書いた。
http://hosojin.com/a-blog/special/entry-178.html

Ｍのことで何人かから電話。
夜、駒場の蕎麦屋で今野氏、鈴木氏と。

7/14(日)
Ｍの葬儀。
鎌倉、カソリック雪ノ下教会。
同世代の人間の夭折は経験しているが、今回はかなり堪えた。
常にクラスのというより学年のトップでリーダーだった。中学１年まで同窓だったが、こちらが転校したのでその後のことは知らなかった。この１０年来小学校のクラス会が開かれるようになり、年に一回くらい顔を合わせる機会が出来たのだった。
どうして、クリスチャンになったのかは知らない。京大を出て学問の世界に入ったのだが、本を出すということもなく、教授になることもなく、独特の生き方をしているようだった。
Ｍの周りの世界は、いつも彼を中心に動いていくのだ。クラス会の幹事ではなかったが、やはりその中心にはＭがいた。
小学校のクラスからは、昨日今日で８人参列とのこと。
彼は中高一貫校だったので、そちらの関係者が多かったようだ。

・・・今日も暑かった。

7/15(月)
色々思うことはあるが、空虚な１日だった。

前川英樹(マエカワ　ヒデキ)プロフィール
1964 年TBS入社。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳のある日突然メ ディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジとい うポストアナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。誰もやってないことが色々出来て面白かった。その後、TBSメディア総研社長。2010 年6月”仕事”終了。でも、ソーシャル・ネットワーク時代のテレビ論への関心は持続している・・・つもり。で、「あやブロ」をとりあえずその＜場＞にして いる。「あやブロ」での通称？は“せんぱい”。プロフィール写真は４０歳頃（30年程前だ）、ドラマのロケ現場。一番の趣味はスキー。ホームゲレンデは戸 隠。