● せんぱい日記・終[書くことが先行し、思考が後追いする。『石橋冠 人と作品』。でも、ほとんどは孫とスキーの話](前川英樹)
3/27(水)
午前中、ホープさんと4人。
ホープさんは「ともかくスキーを滑らせなさい」とだけ教えてくれた。「先頭を滑るかい?」というと「ウン」といってどんどん滑る。一番前を滑るのが楽しいらしい。「真っ直ぐ滑るのを、チョッカッコウ(直滑降っていうけど、チョッカッコウはスキー板がスルスルするだろう?斜めに滑るのはシャカッコウ(斜滑降)だけど、スキーの裏がザラザラする感じだね。どっちが気持ちが良い?」「チョッカッコウ!」「じゃあ、なるべく気持ちの良い方で滑ろう」・・・ホープさんは子供が苦手というけど、なかなかなもんだ。「何を同言おうか、昨日の夜考えてたんだ」そうだ。お陰で、凄く上手く、というより凄く速くなった。
帰りは「ヒマラヤの詩」でケーキ。
3/28(木)
ホープさんは滑らずに帰った。
こちらは、帰りの列車の時間をにらみながら昼休憩や滑るコースの選択に頭を使う。ともかく、ギリギリまで少しでも沢山滑りたいのだから。“ロマンチック”と”しゃくなげ“という二つのコースが気に入っている。どちらも中級以上のバーンで、”ロマンチック“は地元の少年少女たち(戸隠ジュニア)がポールの練習をするバーン、”しゃくなげ“は戸隠スキー場の中で最も変化に富んで難しいけど面白いコースだから、その二つがお気に入りというのはなかなか大したものだ。
目一杯滑って宿に戻り、親子はスキーやブーツを片付け、荷造りをしてやっと時間に間に合った。
それにしても、暖かかった。三日とも陽射しがあって良かった。
トラブルも事故もなく、ホントにホッとした。
3/29(金)
「放送人の会」イベント「放送人の世界」(NHK放送博物館)。
年1回の企画だが、今年は元日テレの石橋冠さん。
日テレでドラマから放り出されて報道に配転させられながら、NHKのドラマを作っていたというのは、やっぱり不思議な遍歴だ。
存在そのものにメッセージ性のある人は、それだけで魅力的だ。語り口も味がある。
放送博物館は、放送発祥の地である愛宕山にあるが、花見の人々が結構集まっていた。
終了後、表参道まで戻って数人で懇談。今後の放送人の会のこと、など。
3/30(土)
「放送人の世界」後篇。
今日は、寒い。
終了後、赤坂のドイツ料理「アイヒェンプラッツ」。ここのドイツビールはなかなか良い。今の季節は、ホワイトアスパラが入っている。
石橋さんが、「マスコミ反戦」でヘルメットをかぶっていたというのは初めて知った。TBS闘争の時にすれ違っていたのだろうか。ぼくは、ヘルメットは被らなかったけどね。
3/31(日)
やっとゆっくり休んだ。
三月は行ってしまう・・・。
それにしても、“せんぱい日記”といえども、メディアに関することがベースでなければならないし、そうしてきたつもりだが、今回はメディアの話はあまりない。これで良いのだろうか・・・いや、あまり良くないな…。
というわけで、“せんぱい日記”は今回で終了にしよう。
もともと、“あやブロ”が始まった頃、投稿メンバーが固まらず、更新頻度を確保するために考え出した<方法>だった。その意図は達成された。
“あやブロ”メンバーのみなさん、“あやブロ”をよろしくお願いします。
せんぱいの日記は、放送人ブログで「前川日記」として継続します。
ハイ、お疲れさまでした。
前川英樹(マエカワ ヒデキ)プロフィール
1964 年TBS入社 。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳の ある日突然メ ディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジとい うポストアナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。誰もやってないことが色々出来て面白かった。その後、TBSメディア総研社長。2010 年6月”仕事”終了。でも、ソーシャル・ネットワーク時代のテレビ論への関心は持続している・・・つもり。で、「あやブロ」をとりあえずその<場>にして いる。「あやブロ」での通称?は“せんぱい”。プロフィール写真は40歳頃(30年程前だ)、ドラマのロケ現場。一番の趣味はスキー。ホームゲレンデは戸 隠。
コメント
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