【せんぱい日記】乱世に入った・・・と思う。中国との知的関係が大事。夕景が趣味になりそう、など。
11/26(火)
朝、雨上がりのウォーキング。
銀杏の落ち葉が散り敷いている。
春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
夜来風雨の聲
花落ちること知る多少
というが、今朝は夜来風雨の声の後で葉が舞い散っていた
この漢詩は高校の漢文で最初に出てきた漢詩だった。
空気が澄んで凄いほどの夕景。
11/27(水)
「放送人の会」事務局。
会館管理者から工事についての説明会への出席要請。この建物(千代田放送会館)はNHKのもので、渋谷の放送センターが創出不能の場合、ここから衛星送信してNHK大阪を発局にすることを想定しているという。そのための電源用燃料のタンク設置工事。TBS放送センター建設でも同じような工事が行われたと記憶している。放送局の宿命的な非常時対応だ。
ところが、定刻前に指定の会議室に行ったのだが、鍵がかかっていて暫く待っても誰も来ない。電話をしたところ、会議室変更とのこと。事務局の隣の部屋で既に説明中。出席者が少ないので部屋を変えたという。それはそれでいいのだが、連絡不備だ。
夕方から「中国研究サロン」に参加。元早稲田大学総長西原氏の講演。「尖閣の領有問題で交流が阻害されるなんて、あの地域の魚たちは自由に泳ぎ回っていることを思うと、人間は魚より愚かだ」。つまり、鳥たちよりも・・・。
懇親会にも参加。
中国社会科学院からの留学生が「中国で、いま紛争を好む人なんてほとんどいません」「中国政府は面子を立てて欲しいんですよ」という。そうなんだろう、と思う。
中国社会科学院に孫歌さんという優れた日本研究者がいて、「竹内好という問い」(岩波書店)、「歴史の交差点に立って」(日本経済評論社)などの著作がある。日本語で書かれた論文は問題意識の鋭さ、分析の深さなど、その優れた知性に感銘を受けた。これだけの論考を日本語という外国語で書くこと自体素晴らしい。彼女は今何を考えているのだろうか。意見表明の場はあるのだろうか。私たちは、いま知的であることの大事さに思い至るべきだ。
サロンで会話した研究生は孫歌さんのことをもちろん知っていた。このサロンは科学技術振興機構の「中国総合研究交流センター」の主催。日本テレビで北京支局の特派員経験があり、その後は原発問題の解説など専門的分野で仕事をした倉澤さんが退職後ここに席を置いて核になっている。倉澤さんは、ある時期に地デジなどメディア分野で民放連の部会などでパートナーだった。そのインテリジェンスに一目置いたものだった。
中国問題については、自分としてもこれから一定の知的エネルギーを割くことになるだろう。
コメント
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