『半沢直樹』高視聴率の秘密がわかった
この座談会記事はTBSの社報に掲載されており一般に公開することを前提に作られてはいないのだが、社報に出せば情報は外に漏れるだろうことは編集部も覚悟していると想像して、引用してしまう。
今後の展開
福澤:自分の中では今回の『半沢直樹』の物語はまだ10分の1でしかない。池井戸先生には半沢が頭取になるまで書いてもらうつもり。そう言った意味でまだまだ始まったばかり。続編で名作の「ロスジェネの逆襲」は、見る人のことを考えるなら、2時間半位の話にまとめた方が期待に応えられると思う。そのくらいギュッと詰まった話でスピード感もある。
西條:会社的にいうと、若い世代でチームを作って、自分たちのドラマを作っていかないとね。
淺野:若手が、第二、第三の「半沢直樹」となって、いいものを作っていってほしいね。
福澤:出る杭は打たれるというけど、まず出してみないとね。
淺野:下から突き上げるように打ってやるから、出てほしい!
半沢直樹がこの先、どうなっていくのか楽しみだし、今回、この成功体験をしたTBSがどう変わっていくのかも楽しみだ。組織の上から下まで、この座談会記事をじっくり吟味して、次の失敗覚悟の冒険による成功体験につなげてほしい。
氏家夏彦プロフィール
株式会社TBSメディア総合研究所 代表取締役社長
テクノロジーとソーシャルメディアによる破壊的イノベーションで、テレビが、メディアが、社会が変わろうとしています。その行く末をしっかり見極め、テレビの明るい未来を探っています。
1979年TBS入社。報道(カメラ、社会部、経済部、政治部等)・バラエティ番組・ワイドショー・管理部門を経て、放送外事業(インターネット・モバイル、VOD、CS放送、国内・海外コンテンツ販売、 商品化・通販、DVD制作販売、アニメ制作、映画製作)を担当した後、2010年現職。
Facebook、Twitter(natsu30)
コメント
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