かわいい女性記者に取材されてしまった
しかし「失礼しまーす」と弊社に入って来た彼女は、ちっちゃくて可愛い女子中学生だった。メガネはかけていなかった。
出されたコーラにひとくち口をつけてから「よろしくお願いします」と言った彼女に、まず聞いてしまったのは、
「あのメールは、先生に添削してもらったの?」だった。
変な事を聞くなぁと小首をかしげてから、彼女は「いえ、全部自分が書きました。先生には見せてません。」としっかりした口調で答えたのでした!
本題に入りいろいろ話していると、ネットを駆使して様々な情報やニュース、ブログなどを読んで、よく勉強しているのがわかった。 私としては、最初の質問の「弱体化しているテレビ」と断定されているところが気になっていて、きっとネットに流れているテレビをdisる様々な言説を簡単に信じているのだろうと思っていた。そこで、インターネットからテレビ各社の決算短信資料を調べる方法を実際に見せ、また各シンクタンクが出している様々な資料をならべ、それらを利用すると私が以前にブログに書いたテレビの現状が見えてくることを説明した上で、こんなことを話した。
地上波テレビの視聴率は明らかに下がって来ている。しかし録画視聴やオンデマンド視聴は急速に増えている。またBS放送の視聴(聴取率)も増えており、例えばここ数年、BS−TBSの売上は前年比2割増と急激に伸びているし、数字はだせないが、TBSオンデマンド(番組の有料配信事業)も急激に売上を伸ばしている。テレビは弱体化しているように見えるが、テレビ番組は決定的に見られなくなっている訳ではない。弱体化しているのは、地上波テレビのリアルタイム視聴、つまりビジネスモデルとしての地上波テレビなのではないだろうか。
すると彼女は「私もいろいろ調べて考えてみました。ちょっと見てもらってもいいですか?」と画用紙に手書きで書いた資料を取り出した。手作りのパワーポイントみたいなものだ。
それには、HUTが何年間に何%減少していることや、テレビの視聴時間がどれだけ減っているかなど、自分なりに調べたデータが書かれてあった。
なんだ、よく調べてあるじゃないか。何か偉そうに説明した自分がちょっと恥ずかしくなった。
コメント
ワンセグ全番組タイムシフト視聴は視聴率を下げるのか検証してみた〜ガラポンTV視聴ログより
リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…
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