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201112/5

「東日本大震災・津波の被災地視察アルバムを作った&ブログ変身の予告」 - 氏家夏彦

先月、東日本大震災の津波被災地を見て回ったが、その際に撮った写真を集めたアルバムを作った。まず、前川せんぱいと私の分をUPしました。
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アルバムはTBSメディア総合研究所のホームページにあります。
下のリンクから行けます。
【被災地視察アルバム】

TBSメディア総合研究所のトップページからもいけます。
【TBSメディア総合研究所】

このブログでは、本文中からしかリンクが貼れない。なかなか不便であるが仕方ない。いずれ近いうちに、このブログを劇的に変える(・・・とさりげなく予告)。SNSとの連動性を格段に良くしたり、これまでは禁じられていた外部リンクも出来るようになるなど、読み手も書き手も面白くなるものにしようとアレコレ考えている。

で、話を視察アルバムに戻す。

前川せんぱいのアルバムも私のも、視察した場所も順序も同じなので同じような構成になってしまうが、写真はそれぞれが自分で撮ったものなので、自分が現場で見たものをどう切り取るかに個性が現れる。とは言っても、私の写真はスマホ(シャープのガラパゴス003SH)のカメラ機能で撮ったので、ズームがほとんどできず表現力が乏しい・・・と、言い訳させてください。

震災発生から8カ月も経って現場を見に行ったって遅い!とお叱りをうけるかもしれない。確かに我々が被災地に入った段階では、津波の被災地全体に広がっていた瓦礫は、その後の地元の方、自衛隊、ボランティアの皆さんなどの懸命な活動で片付けられまとめられていた。しかし様々な建物の土台しか残っていない、何もない風景は大きなインパクトがあった。特に宮古市の田老地区は忽然と立つ巨大な防潮堤と、全てが破壊され何も無くなった街並みがあった跡の対比があまりにも凄くて、やはり肉眼で、自分の目で確認する事の重要さを改めて認識した。

先日、古い友人と会った。彼は福島県会津若松市出身で、3.11以降延べ3か月程ボランティアなどで被災地に入っていたそうだ。彼の大学時代の友人が南相馬市に住んでおり、そのつてで原発の近くまで現地の様子を見に入った時の話を聞いた。津波の被害とは違う種類の、凄惨な光景が広がっているそうだ。年が明けたら私も今回の視察では行けなかった福島に行ってみようと考えている。

氏家夏彦プロフィール
1979年TBS入社。報道・バラエティ・情報・管理部門を経て、放送外事業(インターネット・モバイル、VOD、CS放送、国内・海外コンテンツ販売、商品化・通販、DVD制作販売、アニメ制作、映画製作)を担当した後、2010年TBSメディア総合研究所代表。フルマラソンでサブ4を続けるのが目標です。

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