あやぶろ/OLD

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20136/7

すべてはテレビ番組をもっともっと視てほしいから。ガラポンがやってること。

アンケート結果の詳細については弊社サイトに掲載しております。
当記事では業界関係者様中心であろう”あやとりブログ”の読者層を想定して、ポイントをピックアップして触れたいと思います。

 

まず「テレビの前にいない時にも、ガラポンTVを使ってテレビ番組を視聴している」という利用実態が明らかになりました。

 

スクリーンショット 2013-06-07 12.14.15

 

テレビの前にいない時間はテレビ番組を視ることができなかった従来に比べて、ガラポンTVを利用することで、テレビ番組の視聴機会の増大には貢献できていることが裏付けされたと思います。

 

次に「ガラポンTVの購入前にどの位リアルタイム放送でテレビを視ていたか?」という質問に対しては、実に18%のもの人が「全く視聴していなかった」と回答しました。
また、ガラポンTVを使い始めてリアルタイム放送(視聴手段問わず、ガラポンTVの録画中番組の追っかけ再生含む)を視聴する時間が増えた人が30%(変化なしは46%)という結果が出ました。
圧倒的に増えた人が大多数という結果ではないのですが、これらの結果を踏まえると、必ずしも「全番組録画によるタイムシフト視聴&プレイスシフト視聴」が「リアルタイム放送」から人の時間を奪うだけのものでもなさそうだ、という感触を得ました。

 

ガラポンTV購入前と購入後で、可処分時間の使い道がどう変化したかに着目した設問では、
51%の人が、ガラポンTVを使い始めて「ガラポン以外の録画機(レコーダー)」で録画番組を視聴する時間が減ったと回答しました。
他には、動画系サービス&エンターテインメント系サービスに費やしていた可処分時間がガラポンTV利用時間に置き換えられている模様です。
一方、メールやソーシャルネットワークなどコミュニケーションしたり、生活に費やす時間は大きな変化はありませんでした。
このことから、動画&エンターテイメント系分野では、テレビ番組の魅力は相当高く、テレビ番組がいつでもどこでも視ることのできる環境さえあれば視聴されるのだということが分かります。

 

また、「録画機」というと「CM飛ばし」とセットで語られることも多いので、そのための設問「ガラポンTVで視聴する際、CMはスキップしますか?」も用意しました。

 

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