「『仮名手本忠臣蔵』を観て、ツィッターや地デジの議論していたら、『あや取り』が始まった」 “せんぱい日記”④
12/13(月)
「仮名手本忠臣蔵」(国立劇場)を観る。演出は随分現代的だが、江戸の人々のエンタテイメントとはこういう感じたった、ということが伝わってくる。やっぱり幸四郎というのは中々の役者だと思った。面白かった。帰りに「駒形どぜう」渋谷店で友人と一献。それにしても市川家は大変だねェ、など。
12/14(火)
東大・朝日共同シンポ「21世紀情報社会と民主主義」(朝日新聞)。情報化は中国の民主化にどう影響するかについて、憲法学の長谷部さんが一番辛口だ。
月に一度のスポーツマッサージの日。担当のマッサージ師は高校時代競技スキーの女子選手なので話が合う。シーズン前に丁寧にメンテナンスしてもらう。
夜、岡本アソシエイツの皆さんと忘年会。いろいろ話題豊富だったが、ツィッターについて「日本人の思考や表現能力は、140字で表現する程度のレベルになってしまったのか」という話題を巡りアレコレ。平均年齢が高い集まりだったせいもあり、ツィッター主義?的論者がいなかった。
「あやプロ」メンバーの須田さんから、あやとり原稿「スウィキリークスに見る、新しい国家形態」がメールで来る。
12/17(金)
忘年ゴルフコンペ。昼食時に「こんな場所でなんだけど、アナログ終了はどうなるの?」と聞かれる。これは個人的関心ではなくて、関連業界の経営者としての情報収集。「7.24.終了の方針変更はなし。仮に延期するとしても、その判断はギリギリまで出ない。どういうテレビ画面の状態で7.24.を迎えるか、民放の方向が曖昧」など。
12/18(土)
年賀状プリントアウト。去年より枚数を大分減らす。
12/19(日)
「あやプロ」メンバー志村さんから、あや取り原稿「ウィキリークス、知るためのツール」が来る。フリーハンドで線描きするような須田さんの文章と、定規で引いたような直線型の志村さんのそれとは、夫々に焦点・文体とも個性あり面白い。TBSの人間もこのくらいの認識と表現を身につけるべきだ。二人とも優れ者だが、手に届かないレベルにいるわけではない。こういう力は仕事そのものではないが、必ず仕事に関係する。
TBSメディア総合研究所“せんぱい” 前川英樹
前川英樹(マエカワ ヒデキ)プロフィール
1964年TBS入社 < アラコキ(古希)>です。TBS人生の前半はドラマなど番組制作。42歳のある日突然メディア企画開発部門に異動。ハイビジョン・BS・地デジというポストアナログ地上波の「王道」(当時はいばらの道?)を歩く。キーワードは”蹴手繰り(ケダグリ)でも出足払いでもいいからNHKに勝とう!”。誰もやってないことが色々出来て面白かった。でも、気がつけばテレビはネットの大波の中でバタバタ。さて、どうしますかね。当面の目標、シーズンに30日スキーを滑ること。
ワンセグ全番組タイムシフト視聴は視聴率を下げるのか検証してみた〜ガラポンTV視聴ログより
リアルタイムの放送をテレビで視聴する人が増えることは良いことです。 言うまでもなくこれは「視聴率が上がる」ことを意味します。 &nb…