「津波の破壊力、そして…」 -氏家夏彦
前川せんぱい、志村さん、木原さんと3回連続で東北被災地視察のエントリーが続いていますが、私も遅ればせながら書いてみました。
写真① 気仙沼に打ち上げられた船。解体撤去するしかないとのこと。
視察二日目
仙台から一関を抜け気仙沼に向かう時、北上山地の美しさに目を惹かれた。山間部はちょうど紅葉の時期で広葉樹の多い北上山地は、まるでヨーロッパの森のような美しさ。時折現れる農村もきれいにされており、日本の風景とは思えないほどだった。そして道は高度を下げ気仙沼の市街地に入る。ごく普通の地方の街並みが続くなぁと思ったら、ある角を曲がったとたん一階部分が破壊された家々が突然現れる。人々が日常生活を営んでいる(ように見える)街並みから、破壊された街へ。津波にやられた所と、津波が届かなかった所との落差の激しさ、これは衝撃だった。ところがこの先、このような衝撃を幾つも食らう事になる。
JNN三陸支局が入っている気仙沼プラザホテルの屋上から街並みを見下ろした。気仙沼プラザホテルは高台に建っているので、その屋上からだとかなり遠くまで見渡せる。漁港の方を見ると、3〜4階建て程度のビルがいくつも連なっている。この辺は助かったのかな…と思っていたら、龍崎支局長が「この辺りからずっと向こうまでのビルにはほとんど誰も人がいないんですよ。昼間は普通の街に見えますが、夜になると真っ暗です」。
実際、街の方に足を運ぶと建物の陰で見えなかったが津波の破壊力の爪痕はいたる所に残っている。なぎ倒された建物の残骸は片付けられ、土台だけが拡がっている。1m以上の盛り土をしてある道路以外は地盤沈下で水が溜まっている。
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